葬儀のナレーションを聞いたことがありますか?
葬儀の時に、司会者が亡くなった方とご家族や親しい方との思い出をナレーションで話をしてくれます。
司会者の仕事は、葬儀が始まればありきたりの進行をするだけではありません。
打ち合わせの時に、お疲れのご家族との話の中から亡くなった方との思い出を引き出します。
それは、涙を誘うためでもありません。
葬儀にいる方々と、亡くなった方と。
思い出を共有して貰いたいからです。
『良いお葬式だった』
そう思って貰いたいから、小さなエピソードでも思い出して欲しい。
少ない時間の中なので、最高の思い出では無いかもしれませんが。
忙しく生活をしていて忘れていた思い出。
少しでも思い出すきっかけになればと、司会者はご家族とのコミュニケーションをはかります。
何冊も書き留めたノート。
良いナレーションだったと、言ってもらえた時はホッとします。
毎回、『良いお葬式だった』と言ってもらえるように。
少ない打ち合わせの時間でも、最高のナレーションになるように。
日々、精進しています。